根管治療
治療後の再発/抜歯を回避
どの医院も保険治療に対応していますが、
下記医院では高成功率の
保険外治療にも対応。
~保険外の根管治療が受けられる医院~
✅武蔵小杉院
✅自由が丘院
根管治療の再発率は50%以上!?
根管治療は、虫歯が神経にまで進行した際に行う、歯を残すためのとても重要な治療です。ですが、この治療で悩みを抱える方は少なくありません。
「治療したのに、また痛くなった…」
「何度も通っているのに、なかなか良くならない…」
そう感じている方が多いのには、明確な理由があります。
ある調査によると、日本で根管治療を受けた歯の半数以上で炎症が再発しており、治療の成功率は50%未満とも言われています。これは決して患者さんのせいではなく、治療中に取り切れなかった「虫歯菌」が、見えないところに残ってしまうことが再発の大きな原因とされています。
根管治療は、非常に繊細で精密さが求められる治療です。わずかな菌の残留が、数ヶ月〜数年後に再び炎症を起こしてしまうこともあります。当院では、そうした再発リスクを最小限に抑えるために、様々な取り組みを行っています。
「保険」と「保険外」の根管治療の違いは?
根管治療には「保険診療」と「保険外(自費)診療」があります。同じ“根の治療”でも、使える材料や治療方法に違いがあり、その分、治療の精度に差が出ることがあります。
▶ 保険診療の根管治療とは
・国が定めた範囲内で行う治療
・使用できる器具・材料に制限がある
・治療費が抑えられ、費用負担が少ない
・精密さに限界がある
保険診療は費用を抑えて治療できるメリットがありますが、「どうしても治療の質に限界がある」制度です。
▶ 保険外(自費)診療の根管治療とは
・精密な機器(マイクロスコープなど)を使用
・除菌効果の高い薬剤や、耐久性のある材料が使える
・一つひとつの処置に十分な時間をかけて治療できる
・再発リスクを可能な限り抑えた、質の高い治療が可能
保険外(自費)診療は費用はかかりますが、「治療の質に妥協しない治療」です。
どちらの治療法を選択するかは患者さんの自由となります。
当方人ではどの医院でも「保険治療」を行っていますが、「保険外(自費)」治療に関しては下記の2医院で受け付けております。
✅武蔵小杉院
✅自由が丘院
では、当法人で行っている可能な限り再発を防ぐ取り組みをご紹介します。
「拡大鏡やマイクロスコープ」活用の精密治療
歯の根の中にある「根管(こんかん)」は、実はとても細くて入り組んだ構造をしています。その中には、直径1ミリにも満たないほど狭い部分もあり、その中に入り込んだ細菌や感染した組織を完全に取り除くことは非常に難しいのが現実です。
多くの歯科医院では、この繊細な作業を肉眼で行っています。
しかし、どれだけ経験を積んだ歯科医師であっても、人の目だけでは見えない部分があるのも事実です。
こうした「見えないところまでしっかり確認できない」ことが、日本での根管治療の成功率を下げてしまっている原因のひとつと考えられています。
当院では、こうした課題に対して「見える治療」を徹底するために、専用の拡大鏡やマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を活用し、肉眼では見逃してしまうような細部まで丁寧に処置しています。
※マイクロスコープはすべての医院にあるわけではありません。
拡大装置を利用することで、下記のような視野を獲得できます。
「ZOOやラバ―ダム」活用で感染防止
根管治療の成功率が低下してしまう理由は、唾液中の細菌が根管内に侵入し、細菌感染が起こってしまうことです。
これを防ぐために、当院では「ZOO」もしくは「ラバーダム」等を活用することがあります。どちらも、治療中、口腔内の細菌が根管に侵入するのを防ぎ、無菌状態で処置を行うことが可能になります。
※治療部位や状況によって上記を利用しないこともあります。
「ニッケルチタンファイル」で感染部位を取り除く
感染した部位を除去するために用いるのが「ファイル」というヤスリのような器具です。多くの歯科医院では、ステンレス製のファイルを使用するのが一般的ですが、この素材は硬く、しなりが少ないため、複雑に曲がりくねった根の中までしっかり届かないこともあります。
その結果、感染部位の一部が取り残されてしまい、炎症が再発する原因になることもあります。
そこで当院では、より精密な処置を行うために、「ニッケルチタン製のファイル」も導入しています。ニッケルチタンはしなやかで柔軟性が高く、細くカーブの多い根管の中にも無理なくフィットし、感染した神経組織をやさしく、かつ確実に取り除くことができます。
※すべてのケースで利用するわけではありません。
「MTAセメント」で充てん
感染した神経を丁寧に取り除いたあとは「詰め物(充てん材)」を入れて、細菌が再び入らないよう密閉します。
多くの歯科医院では「
ガッタパーチャ」というゴムのような素材が使われていますが、この材料は、歯との間にごく小さなすき間ができやすいという弱点があります。そのすき間から細菌が入り込み、再び炎症を起こしてしまうケースもあるのです。
そこで当院では、再発リスクをできる限り抑えるために「
MTAセメント」という材料を使用することがあります。MTAセメントは、固まるときに
ほんの少し膨らむ性質があり、わずかなすき間までしっかりと埋めて、
細菌の侵入を防ぐバリアをつくってくれます。
※MTAセメントは必ず利用するわけではありません。コラム他院で「抜歯宣告」をされてしまった方へ
歯の根の先端に膿がたまってしまうと、強い炎症や痛みが起こることがあります。
このような状態になると、通常の根管治療では十分な効果が得られず、多くの歯科医院では「抜歯」を選択するのが一般的です。けれども、「できるなら自分の歯を残したい」そんなお気持ちは、誰にとっても自然なものです。
当院では、そのような患者さんの思いに応えるために「歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)」という外科的な方法を用い、抜歯をせずに歯を残せる可能性を探ります。
「歯根端切除術」で歯の根の炎症を取り除く
歯根端切除術は、歯ぐきの外側から小さく切開し、問題のある歯の根の先端と、膿がたまっている袋を取り除きます。処置後は、その空洞が血液で満たされ、時間の経過とともに自然と骨が再生します。
この術式は、
すべてのケースに適応できるわけではありませんが、「抜歯しかない」と言われて悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。
初診「個別」相談へのご案内
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。