骨が足りない方のインプラント治療

骨が足りない方のインプラント治療

骨が足りない方でもインプラント治療を可能にするために

仁愛会には、インプラント治療を希望されているのに他の歯科医院で骨の量が少ないから治療を断られたという方が多く来院されます。

しかし、骨の量が足りない場合でも、自分の骨または人工骨を移植し骨の厚みを増やすことにより、インプラント治療を可能にすることができます。仁愛会では、患者様の症状やご要望に合わせた様々なインプラント治療を行っております。

仁愛会で使用している骨補填材

骨の厚みが少ない部分に骨を増やす場合に使用する材料として、一番良いものは「自家骨」(ご自身の骨を採取してそれを移植する)です。ただし、自家骨を使用する場合、インプラントをする部位とはまた別の部分に麻酔をかけて骨を採取しなければいけないので、手術箇所が増えてしまい、患者様の身体的な負担が増えてしまいます。

そこで、「自家骨」の代わりに人工の「骨補填材」を使用する事で骨の厚みを増やす事が最近では多くなってきました。「骨補填材」を使用することにより患者様の負担を軽くし、また「自家骨」を使用した時と同等の治療結果を得ることが可能になっています。

仁愛会で使用している骨補填材

Geistlich Pharma AG社 「Bio-Oss®」

【Geistlich Bio-Oss®とは】

「Geistlich Bio-Oss®」は、ウシの骨を原料とした、ヒト歯槽骨に類似した構造の骨補填材です。安全なウシ骨からタンパク成分を完全に除去しているため、プリオン、感染菌等の心配はありません。

スイスのGeistlich Pharma AG社により製造がされており、2011年に日本で医療用材料としての安全性,有効性が厚生労働省により認められています。

【Geistlich Bio-Oss®の歴史】

「Geistlich Bio-Oss®」は、多くの試験データと臨床報告が存在しています。そしてそれら臨床研究の多くは、著名な教授、臨床家によってまとめられた信頼性が高いものです。

「Geistlich Bio-Oss®」は、1986年に発売が開始されてから30年以上もの間、臨床で良好な結果を収めています。その臨床結果は、世界中で700以上の文献に掲載され、その文献数は増え続けています。現在、「Geistlich Bio-Oss®」は、歯科における骨再生治療における最もメジャーな材料とみなされています。

【Geistlich Bio-Oss®の安全性】

1.原産国: オーストラリア、ニュージーランド(今までにBSEの発症がないため)
  • 所在が明確な屠殺場とその厳密な管理と規制
  • 屠殺される個体それぞれの健康調査・飼料管理
  • 肉の部分は食肉用として出荷がされている
2.採取部位:ウシの大腿骨

プリオンの検出されていない骨(プリオンはBSEの原因となる病原体)

3.製造工程:強アルカリ処理と高熱処理をすることでタンパク質を完全に除去。

骨の量が少なくなりやすい原因

1. 歯周病の進行を長期間にわたり放置している。

歯周病が進行すると、歯を支える骨が破壊されてしまいます。歯周病の状態を長期間放置していると、骨の量が少なくなってしまいます。

2. 歯を抜いたまま長期間放置している

歯を抜いて長期間放置していると、その部分の骨が萎縮して痩せてしまします。

 

骨を増やす術式

骨誘導再生法(GBR法)

骨誘導再生法とは、骨の厚みや高さが足りない場合にご自身の別の部位の骨や人工骨を用いて、足りない部分の骨の再生を促す治療法です。

上顎洞底挙上術(ソケットリフト法)

ソケットリフト法とは、上の奥歯部分の骨の再生手術の一つです。十分な長さのインプラントを埋入するだけの骨の垂直的な厚みがない場合に行われます。インプラントを入れるためにあけた穴から、上顎洞底部を持ち上げて隙間を作り、そこに人工骨などを入れて骨の厚みを増やす治療法です。
ソケットリフト法はサイナスリフト法よりも傷口が小さく治療が行えるという利点があります。しかし、増やせる骨の量がサイナスリフト法よりも少ないため、あまり骨の垂直的な厚みが無い場合はソケットリフト法が行う事ができない場合があります。


上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)

サイナスリフト法とは、上の奥歯部分の骨の再生手術の一つです。頬側から上顎洞底部を持ち上げて隙間を作り、そこから人工骨などを入れて骨の厚みを増やす治療法です。インプラントを入れる部分の骨の垂直的な厚みが非常に少ない(5mm以下)場合に用います。

歯槽堤分割拡大術(スプリットクレスト法)

薄くなった骨の部分に切れ込みを入れ、徐々に骨幅を広げてインプラントを埋める方法です。インプラントと骨との隙間には人工骨などを入れます。